平成27年6月27,28日、しんそう療方大坂研修会が大阪コロナホテルで行われました。
土曜日の研修技法は、背骨のローリング調整法です。
脊柱は体の支柱としての強さと運動のできる柔軟性の両面を持っています。
その特性を活かしていく技法です。
背骨に触れるので患者側からも受けの良い技法です。
どんどん患者さんにやっていってもらいたいですね。
松本先生の講義は、ゆがみの定義についてでした。
最近は体のゆがみという言葉が一般に広まってきました。
ではゆがみとはどういう状態か解剖学的に定義付けしている療法、団体はないようです。
しんそう療方では、体の動き、形の左右差という解剖学的に実証できるゆがみの定義を有しています。
しんそう療方は、体のゆがみをエビデンスを持って検査し、エビデンスに則り体の形、ゆがみを正していく唯一の療方です。
日曜日の症例発表は、高等科の高橋先生でした。
普段はケアマネジャーとして介護施設で働いておられます。
仕事場で同僚たちにしんそう療方を施した結果を発表してくれました。
興味深かったのは、病院でストレートネックと診断された方の施術結果です。
仕事中の姿を撮った写真が明らかに変化していました。
左が施術前で右が施術後です。
頸が前に出ていたのが改善し、背中が伸びています。
しんそう療方での体の形の変化には本当にビックリします。
藤原先生の講義は、感覚機能と運動機能についてでした。
痛い痺れるなどの症状は目には見えません。
これらは感覚機能の障害です。
首が回らない、腕が上がらないなどは運動機能障害に入ります。
感覚機能は目に見えませんが、運動機能は目に見える機能です。
目に見えないものを対象に施術していったら、良くなったかどうか患者さんの感覚に頼りがちになります。
しんそう療方は、目に見える運動機能を検査し施術していきます。
患者さんの感覚に頼らなくても良くなったか判断できます。
運動機能を客観的に、より科学的な考え方で施術をすることができるのです。
藤原先生の講義で、しんそう療方が他の療法より一歩も二歩も進んでいることがより理解できました。
今月もみなさん真剣に楽しく研修に励んでいました。
次回のしんそう大坂研修会は、7月25,26日です。
見学などの問い合わせは、
しんそう大坂会
℡(06)6195-6884
までお願いします。
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